13 / 16 ・ 方向のある関係
Supervisor
何気ない一言が、大きく届く。
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この関係には向きがあります。そして、強く感じるのは片方だけ。監督する側は、たいてい何も起きていないと思っています。
SUPERVISOR
01 出会って最初
こちらは普通にしています。特に意識もしていません。ただ、相手がなぜか少し硬い。丁寧なのに距離があり、こちらの反応をうかがっているように見える。
理由は単純です。こちらがいちばん無自覚にやっていることが、相手にとってはいちばん見えにくい領域だからです。こちらは息をするようにやっていて、相手はそこを見られたくない。
この関係でまず起きるのは、片方だけが緊張することです。もう片方は、緊張されていることにも気づきません。
02 しばらく経って
こちらは感想を言っただけです。指摘したつもりも、評価したつもりもない。ところが相手には、それが下された判断として届きます。しかも、いちばん自信がない場所への判断として。
だから褒めても、思ったほど効きません。相手はこちらの言葉を、常に採点として受け取ります。良い点をつけられても、採点されている構図そのものは変わらない。
こちらから見ると、相手の反応は少し不思議です。なぜそうなるのか分かりません。悪いことをした覚えがないからです。
03 長く続けるなら
この関係でハンドルを握っているのは、感じていない側です。相手の努力では変わりません。だから、こちらが少し引くだけで景色が変わります。
助言を半分に減らす。評価の言葉を避ける。相手が明確に強い領域では、口を出さずに任せる。とくに最後のひとつが、上下の構図を一度崩します。
親しさを近さで示さないほうがうまくいく関係です。良くしたいときほど、ひとつ距離を置くと機能します。
相手を変えようとしても動きません。調整できるのは、こちらの側です。
対等な間柄では気を遣いますが、役割が明確な場面では強く働きます。
PRこの関係に、ひとつ
何気ない一言が大きく届く関係なので、言葉を選ぶ道具を。
二人の関係そのものが物語の中心になっている作品から選んでいます。
「先生」の側から読むと、自分の言葉が相手にどう届いているかを最後まで測れていない。渡している重さに、渡す側は気づかない。
登場人物のタイプを判定したものではありません。この関係の形がよく描かれている例として挙げています。
二人のあいだに起きていることが、そのまま主題になっている曲から選んでいます。
見ている側は愛情のつもりでいる。相手にどう届いているかを、最後まで自覚していない。
送り出す側からの言葉。渡している重さを、渡す側は数えていない。
歌詞の引用はしていません。曲が扱っている関係の形として挙げています。
例として INTJ と ENFP を並べます。この関係になる組み合わせはどれも、同じ位置どうしが同じ形で結ばれます(要素の中身が変わるだけです)。
線は、同じ要素がもう一人のどの位置にあるかを結んでいます。1・2(強い)3(役割)4(脆弱)5・6(求める)7・8(できるが関心がない)
左が監督する側、右がされる側です。向きが変わると別の関係になります。
この関係には向きがあります。この関係を、される側から読むと、まったく別の景色が見えます。
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